この記事では、外ではいい子、家では癇癪を起す子供の心に響くコミュニケーション方法をお伝えします。
・なぜ外ではいい子なのに家では癇癪を起すの?
・もしかしてこれって発達障害??
・癇癪を起す子とどう関わればいいの?
こんな悩みを抱えているママに役立つ内容になっています。
結論からお伝えすると、外ではいい子、家では癇癪を起す子には
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コミュニケーションを変えればOK
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そんな僕も子供の癇癪に悩まされました。
正直、疲れて・・・親を放棄したくもなりました。
子育てが辛い・・・これって発達障害なの?と診察を受けたことも・・・
けれども安心してください。
親の関わり方を変えれば子供の癇癪は変わります!
子供の特性に合わせた伝わるコミュニケーションが必要なだけなんです。
そこで、発達障害の癇癪と家だけ癇癪の違いを知って子供の心を育むコミュケーション方法についてお届けします。
発達障害の癇癪と家だけ癇癪の違い
外ではいい子、家では荒れて癇癪・・・
正直辛いよね。
そして、外ではいい子なので、周りに相談しても信じてもらえない。
「家では癇癪が酷くて暴れるんです」と説明しても
保育園や学校の先生からは「そんなんですか?ここではとてもいい子で友達思いなんですよ」って返答が来るだけ。
わが家には6人の子供がいますが、長女と四女がめちゃめちゃ酷かった・・・
なんで、親の前だけ育てにくい子になってしまうのか?
中には発達障害が原因なのでは?と疑いたくなるけど、
なんでも発達障害と決めつけてしまうのは危険です。
発達障害だから、グレーゾーンだからと決めつけて、子供の本当の想いから目をそらしてしまうと、子供はますます荒れてしまいます。
そこで、発達障害の癇癪と外ではいい子、家では癇癪の違いを知っておきましょう!
自閉症スペクトラム症の癇癪
発達障害の1つ自閉症スペクトラム症の癇癪の特徴は
対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害なので、
気持ちをうまく表現できなくて癇癪を起す。
こだわりがあり、想い通りにならずに癇癪を起す。
こんな特徴があります。
コミュニケーションが苦手で言葉や視線、表情、身振りなどを用いたやり取りや、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが不得意。
なので、自閉症スペクトラム症からの癇癪だと、家だけではなく保育園や幼稚園、学校でも癇癪を起しやすいです。
我が子が自閉症スペクトラム症なのかのチェックする方法は下記の記事に書いてあります。
ADHA多動性注意欠陥症の癇癪
ADHA多動性注意欠陥症の癇癪の特徴は
不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状が見られる障害なので、
多動性(じっとしていられない)性質から何度も注意を受けて癇癪を起す
衝動性(思いつくと行動してしまう)を止められることで癇癪を起す
こんな特徴があります。
ADHD傾向が強い子だと、問題児レッテルを貼られてしまい、叱られたり注意されたり怒鳴られたりする機会が増えます。
すると、否定されれば反発してしまうのが、本能なので保育園や幼稚園に小学生低学年頃は気持ちのコントロールが出来ず、癇癪になってしまいます。
そして、ADHDの多動性注意欠陥症の癇癪も家だけではなく、保育園や幼稚園に学校の場所でも癇癪が出やすいです。
家だけ癇癪
外ではいい子、家では癇癪の子は、
家での自分、学校での自分と使い分けが出来るということなので、発達障害の可能性は低いです。
じゃあなんで癇癪を起すのか?
それは、子供なりにストレスを溜めているから!
外ではいい子を演じてしまっているから、感情を受け止めてくれる親に癇癪を起すの。
なので、その癇癪の裏側の想いには
「私のこと分かって!」「なんで分かってくれないの?」って気持ちが隠れています。
特に語彙力がなく気持ちを表現できない子ほど癇癪が酷い傾向になるし、
語彙力がついてくると反抗期として現れます。
なので、家だけ癇癪の場合コミュケーションを変えるだけで落ち着く傾向にありますよ。
癇癪の対応法
発達障害の癇癪と家だけ癇癪の場合、対応方法は変わっていきます。
やはり発達障害からくる癇癪だと親だけのサポートでは上手くいかない可能性があります。
なぜなら、家で過ごす時間よりも、学校や保育園や幼稚園の生活が長い場合があるから!
発達障害からの癇癪は、気持ちをコントロールする訓練が必要になります。
発達障害の癇癪なら
発達障害からくる癇癪なら、まずは本当に発達障害なのかの検査をしてみましょう!
家だけ癇癪の場合も気になるなら発達相談を活用するといいです。
子育ては悩みが付き物だからこそ、相談先を知っておきましょう!
主な相談先は
・かかりつけの小児科
・市区町村の子育て支援課
・発達障害支援センター
このあたりがおススメです。
かかりつけの小児科に相談すれば、発達のことをいろいろ伺うことができるし、専門医への紹介状を書いてもらうこともできます。
わが家は心療内科に受診して発達障害の検査をしましたよ。
そして、
市区町村の子育て支援課に問い合わせをすれば、
子育てに関する相談や情報提供などが業務の一環なので相談に乗っていただけます。
ホームページにも子育てに関するいろんな情報が乗っているので、見てみるだけでも何かしら参考になるかもしれません。
そして、
発達のことなら発達障害支援センターに相談するのが一番の近道かもしれません。
各都道府県等に設置されていて、発達障害の大人と子供を支援する公的な専門機関です。
ホームページを見てみると、親向けの講座であったり、発達障害を学ぶ動画あったりと、いろんな情報があります。
そして、発達障害の専門機関なので公認心理師による個別相談があったりします。
詳しくは各都道府県の発達総合支援センターのホームページを見てみましょう!
家だけ癇癪なら
家だけ癇癪で発達障害の可能性が低いなら、コミュニケーションを変えれば癇癪は落ち着きます。
なので、いちど発達障害の可能性があるか簡易的にチェックリストでチェックしてみましょう。
そして、
家だけ癇癪の場合。
目の前で泣き喚く子に対して、「どうして泣いているの!いい加減にしなさい!」とイライラをぶつけて怒鳴ったら、余計に癇癪を刺激します。
子供の立場になって考えてみると、
自分の気持ちを分かってもらえないって辛いと思いませんか?
夫婦喧嘩をした経験がある人は思い出してみて!
自分の気持ちを分かってもらえないって怒りや悲しみやいろんな感情が渦巻くよね。
そして、怒鳴ったり泣いたりすると思うの。
大人でも感情のコントロールができないのに、子供が出来るわけがないよね。
だからこそ、子供がなぜ癇癪を起すのか?
子供の気持ちを聴き取るコミュケーションが大切なポイントになります。
癇癪が家だけならコミュニケーションを変えよう
外ではいい子、家では癇癪の子の関わり方は、
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共感すること!
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これが一番重要なポイントになります。
そして、
共感するためには、
癇癪を起した理由を理解する姿勢が大事!
子供は親の態度もしっかり観察しているので、
「そうなんだ」「それは嫌だったね」と、上っ面だけを共感しても通じません。
大切なのは癇癪を起こさせないようにすることではなくて、なぜ子どもが癇癪を起こしているのかをきちんと理解しようとすることです。
なので、
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子供の視点になって考える!
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これが出来れば共感力が上がっていきます。
『保育園や幼稚園、学校ではどんなことがあったのかな?』
友達とトラブルがあったかもしれません。
先生に注意されて気にしているかもしれません。
勉強が理解できずに凹んでいるかもしれません。
子供は親に話さないだけでたくさんの成功と失敗を繰り返しています。
だからこそ、
子供の仕草や表情や声色や声の大きさも観察するのが大切。
さらに、先生に様子を伺っておくのも子供の変化に気づきやすい情報源。
癇癪を起すのには原因がある!
子供は子供なりにストレスを溜めているからこそ、頑張っている気持ち。我慢している気持ち。など、その気持ちに共感することで癇癪は落ち着いていきます。
だからこそ、
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親の基準で子供を測らない!
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これを肝に銘じておくことも大切かもしれません。
わが家は、「ああしないさい、こうしないさい」と親の基準を押し付けていた時、癇癪が酷かったです。
けれども、
子供の気持ちに耳を傾け、ただそっと寄り添ってあげれば子供は安心感が満たされ、癇癪は落ち着いていきます。
共感する目的は、子供に安心感を与えること。
わが家が安心・安全を感じる場なら自然と癇癪は落ち着いていきました。
そこで、共感するポイントは、
・癇癪を起したら抱きしめてあげて落ち着かせる
・落ち着いたら「何が嫌だったのか」を訪ねる
・子供に気持ちを表現してもらう
・否定せず、子供の言葉をオウム返しする「そうなんだ○○が嫌なんだね」
・嫌な理由を尋ね子供の気持ちを整理させる「どうして嫌だったの?」
・否定せず、子供の言葉をオウム返しする
・もしも、「わからない」と答えたら気持ちを代弁してあげる「○○なのかな?」
・子供の表情をよく観察して笑顔や安心した表情になっていればOK
親が自分を理解しようとしてくれた!
話を聞いてくれた!という感覚が子供の自己肯定感を育んでいきます。
この自分でもいいんだ!とありのままの自分を受け入れてもらえる体験が子供の心を豊かに育みます。
まとめ
外ではいい子、家では癇癪を起きる子供の対処法をお届けしました。
あまりに酷いと発達障害の可能性も疑いたくなりますが、決めつけてしまうのは危険です。
子供の心の叫びやストレスを見過ごしてしまう危険があるから!
発達障害からくる癇癪の場合、外でも家でも癇癪になりやすい!
だからこそ、
家だけ癇癪の場合は、発達障害の可能性も意識しつつ、まずはコミュケーションの取り方を変えるところからトライしてみてください。
そして、発達のことで気になることがあるなら、自分だけで悩まず、相談してしまうのが一番!
あなたの心が廃れてしまっては子供と向き合うことはできなくなってしまうので、
・かかりつけの小児科
・市区町村の子育て支援課
・発達障害支援センター
などに相談してみましょう!
子育ては悩みの連続。
癇癪が収まったとしても次の悩みが出てきます。
だからこそ、専門家に相談できる相談先を知っておきましょう!
そして、コミュケーションを学ぶと言うことも大切です。
僕も学んだからこそ1男5女の6人の子育てを楽しんで出来ています。
以下の講座では、『伝え方と聴き方』の個性を知れて、
あなたが響く言葉だからといって、相手も響くとは限らないことが理解できるのでおススメです。
子育てを楽しむためには、伝わること、そして子供の気持ちが分かること。
これが重要だと僕は思います。
なので、コミュニケーションを学ぶこともぜひ、検討してくださいね。