集団生活が送れない。
友達とトラブルばかり・・・
勉強にもついていけない・・・
これってもしかして発達障害??とお悩みのあなた。
こんにちは
ファミリーシップ・サポートの嶋根徹哉です。
子供が小学生に進学すると、心配事が増えるよね。
そんな僕も4番目の子がひらがなが理解できない。
数字が理解できない等、勉強面であれ??って思うことが増えました。
保育園のことから発達が気になっていただけに、やっぱり発達障害なのかな?と疑うよになったの。
そこで、小学生の子を持つあなたに向けて、小学生の発達障害のチェックリストをお届けします。
発達障害小学生のチェックリストのポイント
小学校に上がったことで発達障害に気づくパターンが多くあるそうです。
特に保育園に通っていた子が小学生になると発覚することが多いんだって!
なぜなら、
小学生になると、授業中にじっと座っていないといけないことが増え、授業の内容をノートに書かないといけない。
学校では当たり前のことができなくて、発達障害に気づいたり、
集団生活で友達とのトラブルが増えたり、さらに学習障害(LD)の特徴が現れるのも、小学生に上がってからなんだよね。
だからこそ、
小学生の発達障害を観察するポイントは主に3つ!
集団生活を送ることができるのか?
友達との関わり方はどうなのか?
勉強の出来不出来はどうなのか?
この3つのポイントを意識することが発達障害を早く気づくポイントになります。
なので、
これからお届けする発達障害のチェックリストもこの3つのポイントを踏まえた内容になっています。
そこで、まずは発達障害とは何か?
ここを説明してからチェックリストをお届けしますね。
発達障害をチェックする前の基本知識
発達障害とは、3つの種類に分けることができるのね。
それは、
・自閉症スペクトラム障害(ASD)
・ADHD(注意欠如・多動性障害)
・学習障害(LD)
そして、
文部科学省はの発表では、「小学校に通っている児童のおよそ6.5%が発達障害である」という統計が発表されました。
また、明確に診断がついていないけれども、発達障害の傾向を認める「グレーゾーン」と呼ばれる子どもを含めるとさらに多く、ゆうに10%を超えるのではないかと言われています。
わが家の4番目ちゃんも診断を受けた結果。
発達グレーゾーンだと言うことが分かりました。
学習障害(LD)の傾向が強く、ADHDの注意欠陥があるような感じなんだよね。
そこで、
・自閉症スペクトラム障害(ASD)
・ADHD(注意欠如・多動性障害)
・学習障害(LD)
の説明をしながら、各チェックリストをお届けしたいと思います。
自閉症スペクトラム障害(ASD)のチェックリスト
「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」は、対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つです。
コミュケーションが苦手で行動、関心や動作のパターンが限定的で、多くの場合、決まった行為に従って毎日を過ごす傾向があります。
最近の調査では子どものおよそ20~50人に1人が自閉スペクトラム症と診断されるともいわれています。男性に多くみられ、女性の約2~4倍という報告があるそうです。
では、自閉スペクトラム症かもと思ったら次の項目をチェックしてみてください。
□一人遊びが多い、ごっこ遊びを好まない
□冗談が通じない
□目が合いにくい
□表情が乏しい、または不自然
□場の空気を読むことができない
□人に興味を示さない
□ひとりごとが多い、人の言ったことをオウム返しする
□こだわりが異常に強い
□いつものやり方や手順が崩れるのを嫌う
□ものを置く場所が同じで違うことを嫌う
□食べ物の好き嫌いが強い
コミュケーションが苦手であったり、こだわりが強かったり、空気が読めないことが原因でトラブルになることも!
なので、友達とどんなふうに過ごしているのか?など、担任の先生に聞くことで自閉スペクトラム障害に気づくことができます。
さらに、親子のコミュケーションでも冗談が通じるのかもチェックしてみよう!
自閉症傾向があると、言葉を言葉通りに受け取ったり、曖昧な表現や空気が読むのが苦手な特徴もあるからね。
ADHD(注意欠如・多動性障害)チェックリスト
ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは、
不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状が見られる障害です。
なので、授業中に集中が続かない。忘れ物が多い、他のことに気がとられてしまう傾向があります。
自分の好きなことは自分の世界に入り込み、周りが見えない、話しかけられても無視してしまうことがあります。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)かもしれないと思ったら、次の項目をチェックしてみてください。
【不注意症状】
□細かいことに注意しない、勉強やその他の活動を行う際にケアレスミスがある
□学校での勉強または遊びで集中力がない
□直接話しかけられても聴いていないように見える
□指示に従わず、課題を最後までやり遂げられない
□課題や活動を順序立てることが難しい
□持続的な集中を要する課題に取り組むことを避けたり嫌う
□必要な物を失くす
□容易に注意をそらされる
□日常生活でもの忘れが多い
【多動性・衝動性症状】
□手足をそわそわと動かしたり、身をよじったりすることが多い
□教室内やその他の場所で席を離れることが多い
□不適切な状況で走り回ったり高い所に登ったりすることがある
□静かに遊ぶことが難しい
□じっとしていることができず、活発な行動を示すことが多い
□黙ってられない、おしゃべりが多い
□質問が終わる前に衝動的に答えを口走ることが多い
□順番を待てないことが多い
□他人の行為を遮ったり、邪魔をしたりすることが多い
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の観察のポイントは、
授業中立ち歩く、または途中でどこかに行ってしまうことはないか。
与えられた課題の途中で、別のことに手を出してしまうことはないか。
失くし物や落し物が多い。宿題など忘れ物はないか。
衝動を抑えることが難しく、待つことが苦手で列に並ばずに割り込みをしてしまうことはないか。
「静かにしてください」と言われても、おしゃべりを続けてしまうことはないか。
「注目してください」と言われると、すぐに他に関心が移ってしまうことはないか。
このあたりを観察してみましょう!
学校での生活でないと気づけないことも多いので、担任の先生からどんな様子なのかを聞いてみることが大切です。
学習障害(LD)のチェックリスト
学習障害(LD)とは、
全般的な知的発達に遅れはありませんが、『聞く』『話す』『読む』『書く』『計算』する又は『推論』する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものです。
主に3つに分類できます。
読字障害(ディスレクシア)/読みの困難
書字表出障害(ディスグラフィア)/書きの困難
算数障害(ディスカリキュリア)/算数、推論の困難
苦手分野以外の知的能力に問題が見られないことが多いため、学習障害は発達障害の中でも判断が難しい種類の障害です。
そこで、学習障害(LD)と思ったら次の項目をチェックしてください。
読字障害(ディスレクシア)
□形態の似た字である「わ」と「ね」、「シ」と「ツ」などを理解できない。
□小さい文字「っ」「ゃ」「ょ」を認識できない。
□文章を読んでいると、どこを読んでいるのかわからなくなる。
□飛ばし読み、適当読みをするなど文章をスムーズに読めず、読み方に特徴がある。
□音声にするなど耳から情報は理解しやすい場合が多い。
書字表出障害(ディスグラフィア)
□鏡文字や雰囲気で「勝手文字」を書く。
□誤字脱字や書き順の間違いが多い。
□黒板やプリントの字が書き写せない、時間がかかる。
□漢字が苦手で、覚えられない。
□文字の形や大きさがバラバラになったり、マス目からはみ出したりする。
算数障害(ディスカリキュリア)
□簡単な数字、記号を理解しにくい。
□繰り上げ、繰り下げができない。
□数の大きい、小さいがよく分からない。
□文章問題が苦手、理解できない。
□図形やグラフが苦手、理解できない。
学習障害は小学生になり、学習が始まると特徴が現れ始めるので、宿題を見る時によーく観察してあげてください。
わが家の4番目ちゃんもこの学習障害が色濃く出ています。
担任の先生と話すと、文章問題が自分で読解できない。
そばで音声で伝えると理解できる。
ひらがなが鏡文字や勝手文字なってしまう。
数字の大小が分からない。など、そばについて教えてあげれば理解できるけど、
一人でやってもらうと、分からないスイッチが入って授業に集中できない。そんな傾向がありました。
宿題でも同じような傾向があり、音読をやってもらうと、ひらがな1音ずつの発音になってしまい、単語で理解できないから、何を読んでいるのかわからない状態でした。
当時は学習障害というのを知らなかったので、子供がなんで理解できないのかなんで読めないのか意味不明でした。
どんなに教えても理解できないので、イライラしてしまい怒鳴ってしまうこともあったの。
子供も自己肯定感を傷つけて自信喪失させてしまうと、より勉強嫌いになり悪循環になってしまうので、
あれ?おかしいなって感じたら、早めの診断をおススメします。
発達障害かもと診断を受けようと思ったら
チェックリストをやってみてどんな結果になったでしょうか?
改めて、チェックリストを通して子供を観察してみて、
あれ?うちの子、怪しいかもしれない。
と、思ったら診断するのをおススメします。
そして、診断するのであれば担任の先生と面談から始めるといいです。
さらに、支援学級もあるなら、その支援の先生も一緒に3者面談をするとより、お子さんの状況がわかります。
わが家も、学校に相談したことから診断する流れになりました。
発達障害を調べようと思っても、どこに行けばいいかってわからないよね。
だからこそ、
学校に相談するとこれからどうすればいいのか?
診断するなら、診断先も紹介してくれます。
なので、まずは担任の先生に子供のことを相談することから始めるとその後の流れがスムーズになっていいと思います。
まとめ
発達障害小学生のチェックリスト!診断の悩みを解決する方法をお届けしました。
チェックリストを通して、うちの子もしかしたら発達障害をかもと思ったら、
まずは、担任の先生に相談してみてください。
学校の様子を聞き、このままでは学校生活が厳しいかもと思ったら、専門医の診断を受けて、
支援学級に移るのか?
それとも、
通級で可能なのか?
子供にとっていい環境を選択してください。
ちなみに我が家は、通級を希望したかったけど、学校の実情で通級が出来ないと、先生が足りない問題があり、
現在、支援学級に移れるか、審査をしている段階です。
発達障害でも子供の可能性は伸ばすことができる!
その子にあった環境を作ってあげてください。