うちの子発達障害かも・・・と思っても
なかなか診断を受ける決心ってできないですよね。
僕もそうでした。
こんにちは。
ファミリーシップ・サポートの嶋根徹哉です。
わが家は1男5女の6人の子供がおりますが、
4番目の子がもしかしたら発達障害??と思いつつ
保育園の時はそのまま診断せずにいたのですが、小学生になるとだんだんと確信を持つように・・・
あなたも発達障害の診断は受けるべきか?と悩んだときの参考にように実体験をお伝えします。
保育園の時に発達障害の診断を受けなかった理由
4番目ちゃんが保育園の年中あたりから、上のおねえちゃんたちが出来ていたことが4番目ちゃんは出来ないことが目立ってきました。
保育園でも年齢の割に遅れているなぁと思いつつ、3月生まれだからこんなもんかな?
って様子を見ていました。
特徴としては、言葉が遅い。活舌が悪い。突拍子もないことを言う。文脈がおかしい。
片付けができない。集中力がない。など、発達が遅いような・・・なんかおかしいと感じていたの。
そして、年長になると「うーん、うちの子大丈夫かな?」と思うようになったんだけど、
保育士さんに相談すると「大丈夫ですよ」と言われていたので、その言葉を鵜呑みにしていました。
発達障害だと多動や自閉症がイメージが湧きやすく、その傾向は薄いよなぁと感じていたんだよね。
発達障害の知識もまったくなかったので、まぁ平気だろうと楽観視してしまっていたの。
今思うと、この段階で診断だけでも受けておけばよかったなぁって思っています。
なのでもし、あなたも怪しいなって思ったら、専門医の診断だけは受けといた方がいいかもしれません。
仮にグレーゾーンだと分かるだけでも子供との関わり方が変わるから!
そして、発達障害を詳しく知る機会になるからね。
僕が失敗したのが、違うと思い込んでしまい、子供にきつく当たってしまったこと。
「なんでできないの?」「これくらいできなさい!」「はっきり喋りなさい」など、子供の出来ないことに目が行ってしまって、注意ばかりしていたの。
子供の自己肯定感を傷つけることになってしまうので、発達障害かもしれない。
グレーゾーンかもしれない。と知って関わり方を変えることが大切だって実感したの。
それが、診断を受けたことがきっかけで発達障害のことを深く知るようになり、関わり方を変えることができ、
そして、子供のためにどんな環境にしてあげるといいのか?
子供の個性をより意識するきっかけになったの。
それまでは、当たり前と思っていることができないので、イライラして子供にきつく当たっていたんだよね。
ホントに今思うと、反省の連続。
無知でいると子供の心を傷つける可能性があるので注意してください。
小学1年生で発達障害の確信が深まった理由
小学生になると、発達障害の疑いが色濃くなりました。
そこで、発達障害の種類について知っておいて欲しんだけど、
・自閉症スペクトラム障害(ASD)
・ADHD(注意欠如・多動性障害)
・学習障害(LD)
この3つがあるのね。
そして、4番目ちゃんは『学習障害』なんじゃないかな?って思うようになったの。
なぜなら、
ひらがなが書けない。文章が理解できない。音読も単音ずつしか読めなくて、単語として文字の塊をして認識できない。
算数も、数字が書けない、理解できない。など、勉強にまったくついていけなかったの。
学習障害の特徴は、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力に困難が生じる発達障害なの。
困難さを感じる特徴によってディスレクシア(読字障害)、ディスグラフィア(書字障害)、ディスカリキュリア(算数障害)と呼ばれるんだ。
けれども、
怪しいなって思いつつ、二学期までは様子を見続けてしまっていました。
やっぱり心のどこかで、うちの子は違うって思いたかったんだよね。
そこで、思い切って担任の先生と支援学級の先生を交えて面談をしたの。
そして、面談をしてみるとデリケートな問題なので、先生はオブラートに包む言い方だったんだよね。
そこで、ぶっちゃけどうですか?オブラートに包まず話して欲しいことを伝えると、
発達グレーの傾向があることを話してくれました。
そして、気になるなら診断することを進められ、やっと発達障害の診断を受ける決意ができたの。
なので、あなたも小学生の子供がもしかしたら・・・と気になったら、
担任の先生と支援級があるなら、その先生と交えて面談をすることをおススメします。
家では分からない学校での様子が分かるし、診断までの流れや、
診断後、もし発達障害だったらどうなるのか?その流れが分かりますよ。
専門の機関の話も色々してくれます。
発達障害の診断を実際に受けて分かった事
担任の先生と支援学級の先生と面談をしたことで、やっと発達障害の診断を受ける決意ができました。
すぐにおススメの心療内科に予約を取り、診断に行きました。
コロナ過でオンライン授業もやっていたので、午前中はオンライン授業を受けて、午後から診断へいく流れでした。
そして、1回目の受診です。
発達障害1回目の受診内容
1回目の受診は、まず主治医からのヒヤリングがあり、発達障害の可能性があるのではないか?
読み書きができないこと、数字が理解できないことを伝え、
主治医が4番目ちゃんとお話をしました。
ただ違和感を感じたのが、主治医が「集中力できない」「落ち着きがない」という方向に4番目ちゃんを誘導しているような話し方に、んん?と感じつつ。
ADHD(注意欠如・多動性障害)を疑われているのかな?という印象でした。
そして、集中できないのは病気の可能性もあると言うことで、血液検査からスタートしました。
その日は子供の血を取り、1週間後に再受診という流れでした。
発達障害2回目の受診内容
1回目の受診から1週間後に病院に行きました。
この日の内容は、血液検査の結果の話があり、血液検査は異常なし。
なので、病気の可能性は低いと言うことで、違う原因を見つけるために、心理テストのような、発達障害のリスクを調べる検査をすると説明を受けました。
そして、女性の心理士の先生からヒアリングがあり、
発達障害のリスクを調べる診断をしました。
診断内容は親は一切分からず。
子供と心理士の先生だけで行いました。なので親は待合室で待つことに・・・
そして、待つこと10分。
心理士の先生が待合室にきて、「テストが出来ません。違うテストを実施します。」と言われました。
4番目ちゃんの場合。
検査が難しかったらしく「わかんない」「やりたくない」とへそを曲げてしまい、
リスク検査が出来ず・・・
代わりに心理士の先生から簡易的にIQだけ調べますと言われ、テスト内容が変更されました。
それから1時間弱、待機室で待ち続けていました。
そして、診断テストが終わると、その日に結果は分からないので、また1週間後に予約をとり帰宅。
発達障害3回目の受診内容
発達障害の診断はすぐに結果が出るのかな?っと思っていたけど、
実際は結果が分かるまで最短で予約をしても約1か月ぐらいかかりました。
そして、3回目の受診では、2回目で受けた診断結果の報告でした。
発達障害のトータルのリスク検査が出来なかったので、はっきりと発達障害なのか分かりませんでしたが、
IQのテスト結果は『IQ84』
そして精神年齢が実年齢より1歳4か月低いことが分かりました。
この結果からは、発達障害とは言えず。
IQ84なので、知的障害ではないですが、普通学級での勉強はかなり頑張らないとついていけないですね。と説明されました。
すると、結局どうすればいいの?と疑問だけが残りました。
主治医からは診断書を渡され、「学校と相談してください」と言われ、
もし、当院で治療をするなら、投薬から始めますと言われました。
主治医と子供が話をすると、集中できないという所に話を持っていかれ、ADHD(注意欠如・多動性障害)を疑われ、投薬で集中力がでるような治療から始めましょう。という流れになってしまいました。
投薬は違うなぁっと感じたので、治療については保留にし、
IQと精神年齢の結果をもとに、学校と再度、面談をすることにしました。
普通学級かそれとも支援学級か!
学校と面談をする前に、発達障害だったとしたらどんな支援があるのか?
どんな環境がいいのかを調べてみると、
普通学級でそのままのクラスで勉強するか。
それとも、
支援学級に移って小規模でその子の特性に合わせた環境にするか。
それとも、
通級で、苦手な勉強だけ支援級に移って勉強するか。
この3つの選択肢があることが分かったの。
そして、僕は通級ができるならこれは子供にあった環境だなと思い、面談でその想いを伝えると・・・
なんと!!通級が出来ない!!
学校の先生の話によると、制度上は通級は誰でも受けられる。という話でしたが、
実際問題、学校側が対応できない。
学校の支援の先生の人数の問題で、通級でのサポートができないと言われてしまいました。
なので、普通学級か支援学級かの2択しかなかったの。
じゃあ、支援学級で!!
と思っても、ここでまたハードルが!
移りたいと思ったら移れるわけでもなく、審査があるの。
そして、2年生のタイミングで支援学級に行けたらいいなって思ったら、時期が悪く・・・
審査の書類が次年度での提出になってしまいました。
なので、現在は資料提出中です。
さらに、発達障害の診断が出来ていなかったので、改めて検査をすることに!!
今度は学校に依頼して教育委員会を通してリスク検査をします。
発達障害の診断は受けるべきか?と思ったら早めの対応を!
まだ4番目ちゃんは発達障害ではなく、グレーゾーンの位置づけですが、
診断が下るまでには時間がかかる!
そして、学校に通ってからの診断だと、普通学級から支援学級に移りたいと思ったら、さらに時間がかかります。
通級が出来るのであれば学習障害の場合はいいけれども、
学校側のリアルな問題もあるので、なかなか思うように進まない。
なので、
子供にとってよりよい環境を作って上げるためにも、
発達障害かもと思ったら、診断は早めにすることをおススメします。
診断結果がないと学校も対応しづらいので、子供のためにも診断を受けて、子供の個性にあった環境を用意してあげて欲しいって僕は思います。
まとめ
発達障害の診断は受けるべきか?と悩んだ時の実体験をお届けしました。
子供ためにも早めの決断が大事だなって感じています。
さらに、診断を受けることで子供の特性がわかるので、関わり方が変わります。
わが家は4番目ちゃんの上には3人のお兄ちゃんおねえちゃんがいるので、上の子と比較しちゃってたんだよね。
上の子ができていたのに、なんで4番目ちゃんはできないのか?
すると、伝え方を工夫したりするんだけど、あまりの違いのイライラしちゃうんだよね。
けれども、
発達障害かもグレーゾーンかもとわかると、やっとそこで、しっかりと情報を調べて、発達障害の関わり方、グレーゾーンの関わり方や勉強の取り組み方がわかるの。
そして、関わり方が変わると、子供の能力にも影響が出る。
その子の今の特性に合わせた伝え方、教え方をすることで、理解はしていくんだよね。
だからこそ、
我が子が発達障害かもと悩んだら、早めに診断を受けて、その子の特性に合わせた関わり方に変えていけるといいなって思います。