10歳の壁だからいじめに合う?
10歳の壁だからいじめをする?
どうも、こんにちは!
ファミリーシップ・サポートの嶋根徹哉です。
10歳の壁といじめって関係あるの?
10歳の壁は、子供の心の変化の時期。
劣等感を抱きやすく、友達に嫉妬も抱きやすい。
そして、気に入らない相手を無視したり、その人について悪いうわさを流したりといった「関係性攻撃」につながってしまう場合もある
なので、10歳の壁といじめの関係についてと親の関わる方をお届けします。
10歳の壁とは?
10歳前後に起きる心の変化や成長のことで、この時期はなると自分の能力と友達とを客観的に比較して、自信を喪失したり、劣等感を抱きやすい時期。
そして、主に「対人関係面」と「学習面」に壁を感じることになります。
詳しくはこちらに書いてあるので、参考にしてください。
そして、ここでは「対人関係面」に焦点を当てて、いじめとの関係についてお届けします。
心が傷つきやすい時期になるからこそ、しっかりと10歳の壁についての知識を手に入れたいですね。
10歳の壁といじめの関係
10歳の壁が訪れる時期になると、自分のことを客観的に分析できるようになるので、友達と比較をするようになる。
そして、劣等感も抱きやすく、友達に嫉妬も抱きやすい時期になる。
すると、いじめも起きてしまう。
「関係性攻撃」と言われる、気に入らない相手を無視したり、その人について悪いうわさを流したりといった行動を起こすことがある。
なので、10歳の壁の時期は、いじめも発生しやすい時期だとも言えます。
そして、いじめる側もいじめられる側も、共通点は「自己肯定感の低さ」が挙げられる。
いじめる側は自分に対して肯定的な意識が持てず、相手に嫉妬心や相手を攻撃することで自分の劣等感を隠そうとする。
そして、いじめられる側は、いじめられることで自己評価や自尊心の低下が起きて、ネガティブな感情が強くなる。
その結果、両者とも自己肯定感が低くなってしまう。
なので、いじめはどっちにとってもいい効果はないの!
だからこそ、親の関わり方も大切になってくる。
10歳の壁を子供が乗り越えるための親の役目
10歳の壁からいじめになることもある。
だからこそ、親ができる子供へのサポートは
・自己肯定感を育てること
・他者への思いやりの意識を育てること
この2つ!
自分を大切にする自己肯定感を育んであげながら、他者との関わり方、思いやりの意識を育てていくことで、いじめはなくなっていく。
なので、どうしたら自己肯定感を育むことができるのか?
他者への思いやりの意識の育て方の2つのポイントをお伝えします。
10歳の壁を乗り越える自己肯定感の育て方
10歳の壁を乗る越えるために1番大切なのが、「自己肯定感」
10歳の壁の時期は、他者との比較で劣等感を抱きやすいからこそ、自己肯定感を育む時期とも言われています。
比較することで、自分の弱みも強みも分かるようになってくるからね!
けれども、基本、弱みばかりに意識が言ってしまうので、親のサポートが重要になる!
そこで、10歳の壁を乗り越える自己肯定感の育て方は、
・具体的に褒めること
・質問をして考えさせること
この2つのポイントを押さえれば、自己肯定感は育っていくよ。
親の関わるスタンスは、「どうやって子供に自信をつけさせるか?」
この考え方を持って接すれば、自然と2つのポイントを満たせると思う。
もっと詳しくお伝えすると、
「具体的に褒める」ことで自己肯定感を育む
10歳の壁の時期は、「すごいね」「さすがだね」と抽象的に褒めるよりも、具体的な行動に対して褒めるのが効果的。
なぜなら、「すごいね」って褒められても、「何がすごいの??」って否定的にとらえやすいから。
小学校低学年の時は、抽象的に褒めることで子供のやる気につながっていたけど、10歳前後になると、客観的な視野が広くなるので、「どうして?」って理由を知りたくなるんだよね。
だからこそ、具体的な行動を褒めることで、褒められる理由がわかるから、自信につながるの。
なので、子供がした行動に対して、「行動+素敵だね、さすが!、ありがとう」って具体的に褒めてあげよう!
そうすれば、子供の自信につながって、自己肯定感を育むことにつながるよ。
けれども、やみくもに褒めればいいってわけじゃないからね。
そこで、こちらの内容が参考になるから、試してみてね
「質問をして考えさせる」ことで自己肯定感を育む
10歳の壁の時期は、具体的思考から抽象的思考に変わっていくから、「友情とはなにか?」と形のない概念を理解できるようになっていく。
その影響で、悩みも複雑化するから劣等感も抱きやすくなる。
そして、自己肯定感が低いと他者を攻撃したり、閉鎖的になってしまう。
だからこそ、親が「質問」をすることで、殻に閉じこもった考え方から視野を広げてあげることが大切になる。
そして、「質問」をすることで、他者の気持ちを自分ごとのように考えることもできる。
そうすることで、思いやりの気持ちや自分を尊重する気持ちも育っていくよ。
では、どんな「質問」を子供にしてあげることが効果的なのか?
それは、バックトラックを使うこと!
バックトラックとは、オウム返しのことです。
子供との会話をオウム返しで返しながら質問をしてあげることで、共感しながら自然と質問ができるよ。
例えば、子供がテストの点数が悪かったとします。その時のやりとりをバックトラックを使いながら質問をすると、子供は自分の力で考える力が育みます。
子供「テストの点数が60点だった」
親「テストの点数60点だったんだ」(バックトラック)
「それってどうなの?」(質問)
子供「80点が合格点だったから不合格だった」
親「不合格だったんだね」(バックトラック)
「どうすればよかったって思ってる?」(質問)
子供「えーわかんない」
親「わかんないのね」(バックトラック)
「なら、合格点をとるために何すればいいと思う?」質問
子供「勉強かな?」
親「勉強すれば合格できそうなんだ」(バックトラック)
「そっかぁ、ならどんな勉強をすればいいのかな?」(質問)
こんな風にバックトラックと質問をすることで、子供は親に気持ちを受け止めてもらっている感覚になりながら、自分で答えを見つけることができるんだ。
そうすることで、親から否定されることがないから、劣等感を抱きにくくなる。
そして、このバックトラックと質問を上手に活用すれば、相手の気持ちになって考える能力も身につくし、自分の考えを伝える訓練にもなるんだ。
そうすることで、自分の意見を伝えられるようになるから、自信にもつながって自己肯定感にも繋がるの!
なので、「勉強してないからでしょ!」って子供を否定しないでね。
10歳の壁の時期は心がナイーブ。自分の短所も理解しているからこそ、否定をしないで「どうすればいい?」って質問してあげて!
子供が自分で解決できる方向性だけ示してあげれば、あとは子供の力を信じる。
そうすれば、10歳の壁も乗り越えていけるよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?
10歳の壁の時期は、心の変化の時期。
他者と自分を比較して、劣等感を抱きやすい時期だからこそ、親の関わり方も変えていこう!
子供の自己肯定感が低くなってしまうと、いじめの原因にもなってしまうからね。
そのために、「具体的に褒めること」「質問をして考えされること」
この2つのポイントで子供との関わりを増やしていこう!
そうすれば、子供の自己肯定感も育って、他者の気持ちも考えられる思考が育つからね。
子供の自己肯定感を育てられる親になろう(^^♪