こんにちは
ファミリーシップ・サポートの嶋根徹哉です。
僕は1男5女の6児パパをしながら、ファミリーシップ・トレーナーをやっている1番の理由は、
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子供たちに笑顔でいて欲しい!
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こんな想いがあるからなんです。
そのためには、親が幸せで楽しさを感じているのが大事。
なぜなら、子供は親の影響をダイレクトに受けてしまうから!
と、言うのも
僕の幼少期の想いがファミリーシップ・トレーナーに繋がっているんだ。
そこで、僕が心の扱い方を教えるトレーナーになるまでのエピソードをお届けします。
僕は3人兄弟の末っ子で、両親と祖父母の3世代で過ごしていました。
地主ってこともあり、周りからは裕福で幸せな家庭だって思われていたんですね。
けれども、
僕の心は不安がいっぱいでした・・・
それはなぜかと言うと、
僕の母親はアル中だったんです。
飲んで暴れるってことは無かったんですが、夜ご飯を作る時間帯になるとお酒を飲んでしまう。
いわゆる、キッチンドリンカーと呼ばれるアルコール中毒だったの。
毎日元気がなく、暗い顔をして愚痴をこぼすだけの母親の姿が僕の心の奥底に焼き付いている。
そして、父親は子育てに無関心な性格。
口を開くときは、怒鳴るか説教のときだけ。
怒られないように、怒られないように・・・
父親の顔色ばかりを伺っていました。
そして、3歳と5歳年上の兄達とは不仲な状態で、幼いころから嫌いって印象が強いの。
特に長男は怖くて、自分の想い通りにならないと暴れる子で、怖かった・・・
実は僕って目上の男性が苦手なの。
父親と兄の影響で・・・
そんな家庭環境だったから、怒られないようにって家族の顔色を伺う日々だったんだよね。
アルコール中毒だった母親の愚痴を聞くのが僕の役目で、お酒を飲まないように飲まないよにって頑張って話してた。
けれども、絶対に夜になると飲んでしまうから、夜になるのが怖かったの。
母親がお酒を飲んでしまうと、父親がキレて怒鳴るから・・・
それが、怖くて怖くて父親の怒鳴り声を聞きたくないから、父親が帰ってくると母親に「帰ってきたよ。ご飯の用意しよ」ってビクビクしながら、母親に訴えていたの。
毎日、毎日親の顔色を伺う日々で心が休まる時なんてなかった。
だから、ストレスって溜まっていくんだよね。
溜まったストレスはどこかで発散してしまうものなの。
僕は、小学生のときそのストレス発散でやってはいけないことをした。
それは、いじめの誘発。
ちょっとした出来心だったの。
転校してきた女の子に陰口を言ってしまったんだ。
そしたら、それを聞いた友達が火を付けてしまったの・・・
僕は誰でもよかった、家で溜まったうっぷんを吐き出せればよかった。
そんな軽はずみな想いの陰口がいじめに発展してしまったの。
物凄く後悔したけど、一度ついた火を僕は消すことができなかったんだ。
だから、僕は自分の想いは出してはいけないって心にため込むようになった。
すると、中学になると逆にいじめられる側になったの。
小学校からずっと仲良くしていた友達が、突然僕に悪口を言うようになったの。
悪ふざけのつもりだったんだろうけど、だんだんとエスカレート。
僕の容姿や人格を否定する言葉を、毎日毎日浴びせられたの。
初めは「やめろ!」って抵抗していたんだけど、抵抗すればするほどエスカレートしていくの。
僕の中にはやるせない思いでいっぱいになるんだけど、僕には相談できる人は誰もいなかった・・・
家に帰れば、アルコール中毒の母親の悩みを聴くのが僕の役目だったから。
母の愚痴を聞きながら父親にビクビクして、学校では暴言を浴び続ける。
僕の周りには、砂嵐のようにネガティブな言葉が飛び交っていた。
だから、僕の心は廃れていったの・・・
布団に入ると、天井を見上げながら、「なんで生きているんだろう」「人生って何が楽しんだろう」「自分って一体何なんだろう」気持ち悪い言葉が僕の頭の中を支配していた。
けれども、僕はあることに気が付いたの。
自分を否定して、自分なんて大したことない人間だから・・・
価値のない人間だから・・・って自分で自分を嫌いになると、
いじめの暴言が気にならなくなったの。
今までは、悲しくなったりイライラしてたけど、心が何も感じなくなっていった。
それと同時に僕は、心から笑うことが無くなった。
人の顔色に合わせて、愛想笑いを浮かべる。
そんな人になっていった。
けれども、やっぱりそんな自分は嫌で嫌で、自分を変えたいって思うんだよね。
だから、高校は中学の知り合いが誰もいないところを選んだ。
そして、明るいキャラを演じてみたの。
そしたら・・・・
「おまえ調子のってんじゃねぇぞ!」
結局高校でも同じ目にあった・・・
だから、僕は悟ったの。
自分を出しちゃいけないんだ。
我を出したら潰される。
おとなしく周りに合わせておけばいいんだって・・・
僕は、益々自分が嫌いになり、ネガティブな思考になっていく・・・
すると、ネガティブな心はネガティブな現象を引き寄せるの。
その後僕は、仲がいいって思っていた友達からお金をだまし取られ・・・
さらには、高額旅行券を売りつけられる詐欺にも逢う・・・
怪しいって分かっていたの。
けれども、自分には価値が無いって自分のことが一番信用できなかったら、怪しいって思っていてもお金を出してしまった。
自分なんて価値が無いってネガティブな心が、自分なんて価値が無いって思える現状を引き寄せる。
そして、僕はどんどん人を避けるようになった。
そんな僕にも自分を変えようって思えるきっかけがあったんだ。
それは、長男の誕生。
人間不信になることばかりだったけど、その人生だからこそ出会えた妻。
結婚して出産を立ち会った時に、自分を変えなきゃって思ったんだ。
破水から始まった出産だったから20時間ぐらいずっと一緒にいたの。
その20時間があったから、僕は自分を変えようって思えたんだ。
出産は男って何もできないよね。
陣痛で頑張っている妻を見ながら、何もできない自分。
水を飲ますぐらいしかできなくて。
「頑張って」って声を変えれば、「がんばってから!黙って」って怒られ・・・
分娩室で頑張る妻の脇で、「俺ってホントにダメダメだな何もできない・・・」って今までのダメだった人生を振り返ってしまったの。
幼いころから今まで、逃げることしかしてない
他人の顔色ばかり伺って、調子を合わせて・・・
自分から何かを変えたことなんてあったか??
自分の人生が情けなくて情けなくて
妻の頑張りと裏腹に悔し涙が出そうだった。
そして、そんな中生まれてくれた長男。
「おとうさんこっちきて」と助産師さんに促されて、
僕が長男のへその緒を切ったの。
その瞬間、背筋に電撃みたいなのが走り、
このままでいいのか?このままで本当にいいのか?
この子のために、誇れる親にならなきゃ!って思ったの。
それから、自分の人生が変わっていった!
心理学の本を読み漁り、自分を変えるために弱い自分を拒絶して、デキる男を演じたの。
すると、仕事がめちゃめちゃ上手くいきだした。
上司に頼られて、難しい仕事もじゃんじゃん回されて、僕にしかできないって状態ができていったの。
けれども、仕事は順調だったんだけどストレスが溜まるようになった。
頼られれば頼られるほど、もっと頑張らなきゃ、もっと頑張らなきゃ。もっと認められなきゃってドンドン自分を追い込んだの。
すると、仕事は成果を上げるけどストレスが溜まる。
その溜まったストレスを家族にぶつけるようになってしまったの。
特に子供にストレスをぶつけるようになってしまった・・・
当時、長男は言葉が遅く、5歳になったぐらいからしっかりと喋れるようになり、その影響なのか、なよなよとして性格だったんだ。
臆病で、自分の意見を言えない。そんな子だったの。
その長男を見ると、腹が立って腹が立って仕方がなかった。
まるで、過去の自分を見ているようで!
だから、長男を怒鳴りつけたり、叩くなんてことをしてしまっていたんだ。
気が付けば、自分の父親にやられて嫌だったことを長男にやっている。
だから、怒鳴った後は後悔の連続。
自分が1番嫌いだった親になっていたから。
子供のために変わろうって思っていたのに、結局変われていない自分。
そんな時、1冊の本に出合ったの!
僕の人生を変える1っ冊に!
僕はいつも、人間とは何か?人って何を考えて生きているの?ってことをよく考えていた。
人が嫌いで自分が嫌いだったからね。
そんな僕の追い求めている答えが、その本に書かれていたの!
だから、すぐに本の著者の講座を受けたんだ。
初めは心理学の本を読み漁っていたから、講師の言っていることがよくわかって楽しかったんだ。
けれども、だんだんと「もうやめて、話さないで」って僕の心が拒絶反応を始めたの。
講師の言葉が頭に響き、胸に響き、僕の醜く見たくない僕の過去が溢れそうになったの。
そして、講座を受けていた1人の女性が、講師に質問した。
「辛くても受け入れなきゃいけないんですか?」
その言葉に、僕は辛かった記憶がフラッシュバックをしてしまったの。
幼いことから今まで、辛いって思っていた記憶が一瞬にして溢れてきたの。
それと同時に涙もあふれ出して・・・
「あっこんなに辛かったんだ・・・」
辛かった過去の体験がフラッシュバックしたことで、僕は自分の本当の気持ちがわかったの。
辛い気持ちをひた隠し、むしろ辛い気持ちを拒絶したいから頑張ってこれたのに、
自分の全部を否定されて様な気がした。
ボロボロだった心がわかり、僕はどうしていいか分からなくなった。
けれども、この日の講座は終わり、帰るしかなかった・・・
「どうしよう、もう生きていけない」
自分が辛かったって認めただけで、僕のアイデンティティが崩壊したようだった。
夜遅くに家につき、家族はみんな寝ていた。
頭の中は走馬灯のように辛かった記憶が駆け巡り、寝付くこともできない。
「これからどうしよう・・・」
心がモヤモヤして、どうしたらいいか分からない気持ちでいっぱいだった。
どうしようもなく寝付くこともできないから、夜中だけどキッチンに立ってお弁当作りを始めたの。
当時、幼稚園はお弁当だったら何かすることで気を紛らわそうとした。
けれども、そんなときに限って当時2歳の次女が起きだしたんです。
「パパ抱っこ」
そう言って近づいてい来る次女に嫌悪感。
嫌だ来ないで、こんな自分を見ないで・・・
心の中で叫びながら、一気に血の気が引きました。
けれども、子供は1歩1歩と近づいてくる。
僕は目を合わせるのも怖くて、指先から冷たくなっていくのを感じた。
しかし、抱っこしないわけにはいかず、恐る恐る次女を抱き上げました。
けれども、目を合わせることなんできない。
ボロボロの自分を見られてくなかった。
それでも、次女は無垢な顔で僕を見つめている。
その視線を肌で感じ、僕は機械仕掛けの人形ようにぎこちなく次女に視線を移す。
すると、目が合った瞬間。
次女が「ニコっ」って笑かけてくれたんです。
その瞬間、胸が震えて涙がブアァっと溢れてきたの。
次女にニコって微笑みかけられただけで、
「このままでいいんだよ」って言って貰えている気がしたの。
そしたら、ボロボロだった心から愛が溢れたきたの。
そして、だから今、幸せなんだって思えたんだ。
辛かった過去があった。
けれども、辛い過去があったおかげで、妻と出会い子宝に恵まれている。
あの過去があるから今の幸せがあるんだって思えたの。
そしたら、辛い過去と思っていたものが、子供の笑顔とリンクしてしまったの。
すると、対人恐怖が無くなったんだ。他人の顔色ばかり伺って調子を合わせてストレスを溜めていたけど、
自分のままでいいや。ありのままの自分でいいって思えたんだよね。
すると、それまでは職人になることが夢だったけど、夢じゃなかったことに気づく。
ただコミュニケーションを取りたくないから、寡黙に仕事する職人に憧れているだけだったことがわかったの。
自分の欠点から逃げたくて職人という偽りの夢を見せられていたの。
それが、過去の自分を受け入れられたことで、本当の自分のやりたいことがわかったんだよね。
それは、「恩師」という存在。
僕は辛かった時に、声をかけてくれる人がいなかった。
あの時、恩師みたいな人に出会えていたら自分は変われていたのかな?って思ったんだよね。
そしたら、そんな「恩師」のような存在になりたいんだってことに気が付いたの。
過去の辛かった記憶があったからこそ、誰かを助ける人になりたい。
特に、ママを助けたいんだなって分かったんだよね。
アルコール中毒の母親を助けることができなくて、それがずっとここ残りで・・・
「ママは家族の太陽」
ママが家族の中心で輝くと家族の笑顔が増えるの!
だからこそ、僕は子供たちの笑顔を育むために、親たちに心の扱い方を知って欲しい!
その想いから、ファミリーシップ・トレーナーをやっているんだ。
過去、現在、未来と1本の道になったとき、自分の本当にやりたいことに気づけるし、過去の汚点が力を与えてくれるの。
過去の経験があるからこそ伝えられることがあるから!
だからこそ。過去に心が傷ついた体験からネガティブな思考になり、家族との時間が憂鬱に感じているなら、知って欲しいの!
心の扱い方を手に入れて、大好きな子供たちやパートナーに愛されながら自分らしく輝く方法を。
それが、僕が伝えたいファミリーシップなんだ!
だからもし、子供のこと。パートナーのことで悩んでいるなら、こちらの記事が参考になるよ。
少しでも心のことを知って、幸せなファミリー・ライフを送ってください。