発達障害

学習障害小学生のネガティブ思考を改善する親の関わり方

学習障害やグレーゾーンの我が子

ネガティブ思考で学校嫌い・・・

どうしたら自信を付けさせ、やる気を引き出せるの?

と、悩んでいませんか?

わが家の三女は学習障害で「学校行きたくない」「勉強嫌い」と出来ないことの連続で自信を無くし、ネガティブ思考になってしまいました。

すると、癇癪を起すし荒れるしで、日常生活にも支障がでてしまいました。

けれども、

今では自信を取り戻し、笑顔で学校に行き、学校での出来事を楽しく語ってくれます。

なぜ、三女はネガティブ思考から抜け出せたのか!

それは、親の関わり方と環境づくりにポイントがあります!

そこで、

学習障害やグレーゾーンの小学生がいるママに向けて、子供のネガティブ思考を改善し、自信と自己肯定感を上げる関わり方についてお届けします。

なぜ、ネガティブ思考になってしまうのか?

そもそもなぜ、ネガティブ思考になってしまうのか?

それは、


失敗体験を繰り返すから

失敗体験を繰り返すことで、脳内でネガティブな言葉を反芻してしまっているのが原因。

じゃあ、どうして脳内にネガティブな言葉が溢れてしまってしまうのか!

それは、

・親からダメ出しや叱責をされる

・周りの子と比較されて劣等感を抱く

・クラスの子にバカにされる

・出来ないでしょ?という空気感になっている

・頑張っているけど認めてもらえない

などなど

周りと比較されたり、劣等感や自信がなくなる言葉をかけ続けられることによって、ネガティブ思考になってしまいます。

わが家の三女も保育園児の時は、ネガティブではなくむしろポジティブでした。

保育園の時から発達の遅れが気になっていたんだけど、親が楽観的に考えていて特に三女には何も指摘せず、伸び伸びと生活していました。

けれども、小学生になり事態は急変。

文字と数字の認識が出来ず、学校の授業についていけず、周りの子とも差が出来てしまいました。

僕も三女につきっきりで勉強を教えるんだけど、なんで出来ないのかが理解できない。

昨日できたことが、今日はできない。

1週間同じことをやり続けても、2日空けるとできなくなっている。

情報量が多いとパニックになる。

なんでこんな簡単なことができないの?とイライラしてしまい叱責や怒鳴ってしまいました。

そして、勉強を強要したり、比較をしてしまったりと、気が付けば自己肯定感を下げる行為をやり続けてしまったんだよね。

その結果・・・

三女はすっかり自信を無くし、「学校行きたくない」「勉強ヤダ」「わかんないよぉ」と泣くようになり、ネガティブ思考になっていきました。

その子がどんな環境にいるかで、思考に大きな影響を与えてしまいます。

なので、もし子供がネガティブ思考なら、子供がどんな環境にいるのか?

家庭環境や学校の様子を観察してみてください。

ネガティブ思考を改善するために必要なこと

ネガティブ思考になってしまった子がどうやったらネガティブ思考から抜け出せるのか!

それは、


小さな成功体験を繰り返す!

できた!という自信を積み重ねることが大切!

そのためには、親の関わり方がとっても重要です。

なぜなら、

子供の自信や自己肯定感には『認めてもらう体験』がとても大切だから!

だからこそ、その子の発達レベルや個性を受け入れあげてください。

わが家の学習障害の三女も「文字や数字の認識ができない」「学習障害なんだ」と認めることから始まりました。

それまでは、『出来ないのがおかしい!』と、出来ない三女を否定していたんだよね。

親が想い描いている現実と違うからイライラして叱責や怒鳴ってしまう。

周りの学習スピードと比べてしまうから遅れが気になって焦ってしまう。

それが、発達障害の一つに学習障害があり、

そして、学習障害には、

読字障害(ディスレクシア)/読みの困難

書字表出障害(ディスグラフィア)/書きの困難

算数障害(ディスカリキュリア)/算数、推論の困難

があり、三女ももしかしたら、学習障害なのかも!

と、発達障害や学習障害のことを勉強して、やっと子供の発達レベルを認めることができました。

すると、肩の荷が下りて、「この子に合わせたやり方ってなんだろう?」って考えられるようになったの。

それから、三女と向き合い小さな成功体験を積み重ねるサポートができるようになりました。

学校と相談したり、心療内科を受診して検査したりと、三女の現状を深く知ることで、向き合い認めることができたの。

だからこそ、発達障害や学習障害にグレーゾーンの子育てをするのなら、発達障害の知識を手に入れて周りと相談し、親のエゴは脇に置いて、子供の個性を深く知ってください。

すると、我が子ってこんな子なんだって認めることができます。

そこから、その子に合わせたサポートが出来るようになりますよ。

自信や自己肯定感を上げる親の関わり方

学習障害やグレーゾーンの子が自信を取り戻し、自己肯定感を高めるために親はどんな関わり方をするといいのか?

ポイントは

小さな成功体験のサポートをすること。

そのために、次の3つを意識しましょう!

・子供の話に共感する

・目標を持てるように語り掛ける

・子供の成長を振り返る

この3つを意識して関わると子供のネガティブ思考は改善していきます。

そこで、わが家の三女を例題にどのようにして自信を取り戻し、自己肯定感を高めることが出来たのか!

各ポイントを詳しくお届けしたいと思います。

子供の話に共感する

自信や自己肯定感が低くなってしまう関わり方は『他者との比較』や『否定』をしてしまうこと。

そして、学習障害やグレーゾーンの子も自分で出来ていないことを自覚しています。

だからこそ、共感して子供の話に深く耳を傾け聞くことが重要!

なぜなら、

共感してもらうことで頭の中が整理整頓できるから!

自分が何が出来て、何が出来ていないのか。

そして、どんなことにストレスを溜めていたり、どんなことに興味を抱いているのか。

話すことで自分自身の理解度が上がっていきます。

だからこそ、親の大切な関わり方は


聞き上手になること!

僕も聞き上手になることで、三女がパニックや泣いてばかりだったのが、笑顔に変わりました。

例えば、学校から帰ってきたとき、三女の顔色を見て

「いいことがあった顔してるね」とか「なんだか悲しそうだね」

など、三女の顔色を見て声をかけていました。

ここで注意しなきゃいけないのが、「学校どうだった?」と聞かないこと。

親子に関係性が崩れている時に、質問をしてしまうと、子供は尋問を受けているように感じてしまいます。

(怒られるかもしれない・・・)(親が喜ぶようなことを言わなきゃ)など、

子供が気を遣ってしまうのはダメ。

だからこそ、子供が話したくなる雰囲気作りが大切。

もし、子供が全然話してくれないのなら、逆に親が「こんないいことがあったんだ」と語ってみたり、

「楽しかった出来事対決しようよ」と、楽しかった出来事をお互いが出し合うゲーム方式にして会話を楽しむ工夫などをすると、子供が語ってくれるようになります。

学校から帰ってくると表情が暗かった三女もこの方法で、「今日学校でね!!」ってテンション高く話してくれるようになりました。

そしたら、聞き役に徹して「そうなんだぁ」や「えっ!それから?」と、相槌を打ちように子供が話しやすい雰囲気を作っていきましょう。

そして、子供が満足するまで話しきってから、アドバイスや質問をするようにしましょう。

目標を持てるように語り掛ける

子供の話に共感することで、子供は安心感を抱きます。

そして、安心して話せるってことはそれだけ信頼関係が深まっている証拠。

親子の信頼関係が深まってきたら、質問やアドバイスをしても大丈夫。

もし、信頼関係が無い状態で質問やアドバイスをすると、

子供は心に壁がある状態なので、親の顔色を伺い、親が気に入るような回答をしたり、

パニックや癇癪を起したりします。

わが家の三女もネガティブ思考の時は、まさにこの状態。

「宿題やった?」と聞けば、やっていないのに「やったよ」と答え、

「学校どうだった?」と聞けば、「えっ・・・」と答えられず、さらに質問を重ねるとパニックを起こすような状態でした。

だからこそ、一番大切なのは信頼関係を作るために聴き上手になること。

ここを守ってね。

そして、聴き上手になると子供が自然と嬉しかった事や悲しかった事を話してくれます。

そしたら、子供がステップアップできるように語り掛けてみましょう。

例えば、三女とこんなエピソードがありました。

三女:「縄跳び全然できない」

僕:「全然できないんだ。難しいよね縄飛び」

僕:「何回飛べるの?」

三女「1回も飛べない」

僕「そっかぁ1回も飛べないのか」

僕「飛べるようになりたい?」

三女「うん、飛びたい」

僕「なら、飛び方を調べてみよっか」

YouTubeで飛び方を調べ

僕「縄跳びにもコツがあるんだね。この飛び方で練習してみよっか?」

三女「うん」

僕「じゃあ、まずは3回飛べるように頑張ってみよっか」

こんなやりとりをした結果。

三女は縄跳びを5回、10回と飛べるようになりました。

この会話のポイントは、

やり方を示しながら小さい目標を定めていくこと。

自信と自己肯定感は小さな成功体験を積み重ねて上がっていくもの。

なので、できた!と感じる体験を増やすためにも、目標を定めていくのが大事。

そして、子供がある程度自信をもって出来るようになったら、自分で目標を作るようにしましょう。

「次の目標は何回にするの?」と子供が目標を立てられるよう声がけをしよう。

すると、「次は30回目指す!」と子供が自分で答えられると、よりやる気に繋がります。

なので、出来ることはより出来るように、

出来ないことは、どうしたら出来るようになるのか、を一緒に考えたり、子供が目標を立てられるように声がけをすることで、ネガティブ思考が改善されていきます。

子供の成長を振り返る

他人との比較は自信を失ったりネガティブ思考のきっかけになるけれども、

過去の自分との比較は、成長を知り自信や自己肯定感を上げることに一役買います。

なので、子供が自信を失いかけたら、成長を振り返る言葉掛けをしてみましょぅ。

三女は学習障害で特に『算数障害(ディスカリキュリア)/算数、推論の困難』の傾向が強いです。

なので、数字が全然認識できませんでした。

すると、足し算引き算は三女にとって難易度が高すぎて、授業についていけません。

そして、授業の速度に合わせようと必死な時は、親が責め立ててしまい

「できない」「わからない」「もうやだぁ」と失敗体験を繰り返し、自信喪失させてしまいました。

けれども、今は三女の発達レベルに合わせて、勉強を進めるようにしました。

比べるのは過去の自分。

自分がどれだけできるようになったのか!

成長を振り返るようにしたことで、勉強への意欲が復活してきました。

「○○まで出来るようになったんだ!次はどこまで出来るようにするの?」

と、成長を振り返りながら次の目標を定められるように声がけをすると、子供の意欲をもっと引き出すことができます。

三女はとてもゆっくりだけど、少しずつ出来ることが増えています。

子供のための環境を整えよう

環境が子供の自信や自己肯定感に影響を与えてしまいます。

周りと比較され劣等感を抱く環境にずっといたら、子供はどんどん自己肯定感は低くなります。

三女も1年生の二学期の段階でかなり自己肯定感は低くなり、学校嫌いになってしまいました。

このままではまずいと思い、学校に相談。

「ぶっちゃけうちの子ついていけますか?」

と、担任の先生がどう感じているのかや支援学級の先生から見てどうなのか?

話を伺いました。

すると、本人は頑張っているけれども、発達のグレーなところが見られる。

というような回答があり、今後どうすればいいのかの相談をしました。

そしたら一度、心療内科を受診してみるのをおススメされました。

そして、検査と学校との相談を重ねた結果

2年生の2学期から普通学級から支援学級へ移ることになりました。

すると、学習面はその子の発達のレベルに合わせて進むで、三女にとってもいい環境になり、

学校が楽しく、「今日は○○ができた!」と楽しく語ってくれるように変わりました。

人が成長するためには、安心安全を感じる環境が必要です。

だからこそ、親の固定概念ではなく、子供の発達レベルや個性を見るようにしましょう。

そうすれば、子供がチャレンジできる環境を作りができると思います。

もし、うちの子グレーゾーンかもと思ったら、学校や発達支援センターなど、早めに相談してみましょう。

三女は支援学級もしくは通級教室に行きたいと思ってから、移動できるまで1年かかりました。

その子の個性にあった環境づくりが自信や自己肯定感を取り戻すために必要なことです。

まとめ

学習障害小学生のネガティブ思考を改善する親の関わり方についていろいろとお届けしましたが、

何と言ってもめちゃめちゃ重要になるのが、


コミュケーション

子供の言葉だけでなく心の内を聴き取れることが大切だし、

親が言いたいことを言うのではなく、子供の心に伝えある言い方が大切です。

特に、発達障害やグレーゾーンだと、言葉になっていない言葉を聴き取れるかが、自己肯定感を高めるか低くしてしまうか、影響してしまいます。

だからこそ、僕は家族のことで悩みがあるならコミュケーション能力をまず高めて欲しいって思うの。

なぜなら、『伝え方』と『聞き方』が変われば、ほとんどの悩みが解決するから!

自分のイライラのコントロールも、伝え方を知れば緩和するし、

聞き方を知れば、家族の笑顔が増えます。

なので、僕はコミュニケーションの基礎の基礎が分かるこの講座をおススメしてます。

発達障害やグレーゾーンの子を持つ親が知るべきコミュニケーションの基礎講座

家族円満はあなたの行動から始まる!僕はそう思っています。

ABOUT ME
ファミリーシップ・トレーナー嶋根
子供の心を豊かに育むための、愛されママになる方法をお届け! 『ママは家族の太陽』の才能を開花して5年後も10年後もずっと私らしく愛され続けるファミリーシップ・サポートを提供しています。