発達障害

学習障害の診断テスト小1になったらチェックしておくこと

うちの子もしかして学習障害??

『読み』『書き』『計算』ができない・・・

と、悩んだら学習障害なのか傾向をセルフ診断してみましょう!

こんにちは

ファミリーシップ・サポートの嶋根徹哉です。

わが家の4番目ちゃんも学習障害の傾向があり、通級で学べないか学校と相談しこの間、教育研究所と言う場所で面談を行いました。

学習障害は根性論では絶対に勉強できるようにならないからこそ、子供にあった環境を構築することが大事!

そこで、学習障害かもしれないと悩んだ時の、傾向を調べる診断テストをお届けします。

学習障害の診断テスト小1になったらチェックしておくこと

学習障害は小学生になってから気づきやすい発達障害です。

特徴としては、

基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、または推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すもの、と定義づけられています。

そして、主に3つに分類できます。

読字障害(ディスレクシア)/読みの困難

書字表出障害(ディスグラフィア)/書きの困難

算数障害(ディスカリキュリア)/算数、推論の困難

これを、どうやって診断するのかというと、DSM-5という世界的基準である診断基準によって診断されます。

けれども、

非常に専門知識がない人が読んでも、なんのこっちゃ??

って分かりずらいので、DSM-5を嚙み砕いたチェックリストをお届けしまう。

なので、このチェックリストを使って、学習障害の傾向をセルフ診断してみて、そこから専門の機関に詳しく診断してもらうといいと思います。

ただ、診断は難しくわが家の小学1年の4番目ちゃんは、診断が難しかったらしくへそを曲げてしまい、発達障害の診断が出来ませんでした。

IQと精神年齢が診断結果で渡され、それを元に学校と相談し通級ができないか、申請中な状態です。

学校からは発達のグレーゾーンが見られると言われています。

学習障害の診断は時間がかかるそうで、これからお届けする診断チェックリストも傾向が6カ月以上継続して見られているか確認してください。

DSM-5では、6カ月以上継続して見られているという要件があるからです。

学習障害小学1年セルフ診断テスト

小学1年の学習障害チェックリスト

ここで紹介する傾向が6カ月以上継続して見られているか確認してください

読字障害(ディスレクシア)

□形態の似た字である「わ」と「ね」、「シ」と「ツ」などを理解できない。

□小さい文字「っ」「ゃ」「ょ」を認識できない。

□文章を読んでいると、どこを読んでいるのかわからなくなる。

□飛ばし読み、適当読みをするなど文章をスムーズに読めず、読み方に特徴がある。

□音声にするなど耳から情報は理解しやすい場合が多い。

書字表出障害(ディスグラフィア)

□鏡文字や雰囲気で「勝手文字」を書く。

□誤字脱字や書き順の間違いが多い。

□黒板やプリントの字が書き写せない、時間がかかる。

□漢字が苦手で、覚えられない。

□文字の形や大きさがバラバラになったり、マス目からはみ出したりする。

算数障害(ディスカリキュリア)

□簡単な数字、記号を理解しにくい。

□繰り上げ、繰り下げができない。

□数の大きい、小さいがよく分からない。

□文章問題が苦手、理解できない。

□図形やグラフが苦手、理解できない。

これからの傾向が見られる場合、学習障害の可能性があります。

学校に相談した上、心療内科や保健所の窓口・地域の福祉センターに相談などに相談してみましょう!

学校に支援級があれば、どうすればいいか詳しく教えてくれます。

【参考】世界的基準であるDSM-5の診断基準

A. 学習や学業的技能の使用に困難があり、その困難を対象とした介入が提供されているにもかかわらず、以下の症状の少なくとも1 つが存在し、少なくとも6カ月間持続していることで明らかになる。

1. 不的確または速度が遅く、努力を要する読字(例: 単語を間違ってまたゆっくりとためらいがちに音読する、しばしば言葉を当てずっぽうに言う、言葉を発音することの困難さをもつ)

2. 読んでいるものの意味を理解することの困難さ(例: 文章を正確に読む場合があるが、読んでいるもののつながり、関係、意味するもの、またはより深い意味を理解していないかもしれない)

3. 綴字の困難さ(例: 母音や子音を付け加えたり、入れ忘れたり、置き換えたりするかもしれない)

4. 書字表出の困難さ(例: 文章の中で複数の文法または句読点の間違いをする、段落のまとめ方が下手、思考の書字表出に明確さがない)

5. 数字の概念、数値、または計算を習得することの困難さ

6. 数学的推論の困難さ(例: 定量的問題を解くために、数学的概念、数学的事実、または数学的方法を適用することが非常に困難である)

B. 欠陥のある学業的技能は、その人の暦年齢に期待されるよりも、著明にかつ定量的に低く、学業または職業遂行能力、または日常生活活動に意味のある障害を引き起こしており、個別施行の標準化された到達尺度および総合的な臨床消化で確認されている。17 歳以上の人においては、確認された学習困難の経歴は標準化された評価の代わりにしてよいかもしれない。

C. 学習困難は学齢期に始まるが、欠陥のある学業的技能に対する要求が、その人の限られた能力を超えるまでは完全には明らかにはならないかもしれない(例:時間制限のある試験、厳しい締め切り期間内に長く複雑な報告書を読んだり書いたりすること、過度に重い学業的負荷)

D. 学習困難は知的能力障害群、非矯正視力または聴力、他の精神または神経疾患、心理社会的逆境、学業的指導に用いる言語の習熟度不足、または不適切な教育的指導によってはうまく説明されない。

DSM-5の診断基準を引用

この内容を元に学習障害の診断がされるそうです。

学習障害かもと思ったらすぐにやるべきこと

学習障害は根性論ではどうにもなりません。

読むのが出来ないからと言って、無理やり本を読ませても上達しないし、

計算が出来ないからと言って、無理やり計算ドリル漬けにしても上手くいかないです。

勉強嫌いになってしまったら、上達の芽を摘んでしまうからこそ、

学習障害かもしれないと思ったら、まずは学校に相談してみましょう!

わが家の4番目ちゃんも根性論で勉強させてしまい、失敗した過去があります。

学習障害の程度によって、その子にあった勉強方法がある。

だからこそ、学校と相談してその子にあった環境づくりをして欲しいの。

そのまま普通学級でいけるのか。

それとも、通級にするのか。

それとも、支援学級に移るのか?

学校でできる環境づくりは主に3つ。

わが家は通級指導ができないか、相談し申請書を提出しました。

ちなみに、

小学1年の2学期の終わりに学校に相談して、心療内科に行って発達障害の診断を受けて、

そして、結果をもとに学校と再度面談しました。

けれども、診断結果があるからと言って、すぐに支援級や通級が出来るわけではなく、

教育委員会の方に申請をしないといけないそうです。

そして、申請もタイミングが合って、2年生に進学して5月に資料提出になると言われました。

さらに、資料を提出したら、6月に教育研究所という所で子供と一緒に面談を受けて、

そこから通級が本当に必要なのか審議するそうです。

なので、早くても10月、遅くても3月に結果が出ると言われました。

めちゃめちゃ時間がかかって、正直びっくり!

1年生の時に学習障害かもと思い、相談して3年生ぐらいになって通級指導が始まる感じなので、

もしも、入学前に発達が怪しいと感じているなら、入学前に専門の機関に相談することをおススメします。

まとめ

学習障害の診断テスト小1になったらチェックしておくことをお届けしました。

学習障害は他の発達障害と比べて、診断が難しく、時間がかかる。

だからこそ、

もしも、就学前であるなら気にしておこう。

・言葉が遅い

・活舌が悪い

・ひらがなにまったく興味を抱かない

・数字に全く興味を抱かない

・絵本に興味がない

実は、わが家の4番目ちゃんにあったこと。

わが家には6人の子供がいますが、4番目ちゃんは本当にいろんなことに興味を抱かない子でした。

もしも、保育園のときに療育を受けることが出来ていたなら、良かったのかもしれないと、今は思うので、

もしも、発達が怪しいと感じたら、

かかりつけの小児科・保健所の窓口・地域の福祉センターに相談してみましょう!

子供がもう小学生以上になっているなら、担任の先生と相談してその子にあった環境を作っていくのをおススメします。

ABOUT ME
ファミリーシップ・トレーナー嶋根
子供の心を豊かに育むための、愛されママになる方法をお届け! 『ママは家族の太陽』の才能を開花して5年後も10年後もずっと私らしく愛され続けるファミリーシップ・サポートを提供しています。