うちの子全然人見知りしない・・・
これってもしかして発達障害??
と、あれ?って感じる子供の行動ってあるよね。
こんにちは
ファミリーシップ・サポートの嶋根徹哉です。
わが家には6人の子供がおりますが、6人とも発達の速度は違うし、
あれ?もしかして発達障害と思うこともありました。
そして、4番目ちゃんは学習障害(LD)の傾向があります。
そこで、発達障害はいつからわかるのか?
どんな傾向があるのかをお届けします。
発達障害児赤ちゃんの特徴
実は、赤ちゃんの時から発達障害と認定するのは難しいそうです。
発達障害かもしれないと分かるのが3歳児健診あたりで、
それまでは発達障害なのかの判断は難しいそうで、「個性」なのか「自閉症」なのかの判断はできないそうです。
そこで、そもそも発達障害と何か?ということを押さえておきましょう!
発達障害とは
発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達に偏りがある障害になります。
その種類は主に3種類で
・自閉症スペクトラム障害(ASD)
・ADHD(注意欠如・多動性障害)
・学習障害(LD)
に分けることができます。
けれども、
発達障害の名称はあくまでも政府や行政、研究者のために便宜上に作られた定義や分類になります。
なので、発達障害の診断名そのものが、必ずしも子供に当てはまるわけではないの。
子供にはさまざまな特徴があるという理解が大事なんだって。
そんな我が子も学習障害の傾向が強く、ADHDの「不注意」の傾向があります。
多面的に捉えることが子供の発達の個性を見て行く大切なポイントです。
各発達障害の詳しい内容については
この記事が参考になります。
発達障害0歳1歳2歳3歳4歳の傾向
発達障害の中の「自閉症スペクトラム症」は赤ちゃんの時から傾向がでます!
どうやって自閉症スペクトラム症なのかと分かるかと言うと、
その診断方法は、「診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)」によって明記されていますが、
けれども、素人が見ても内容が難しい!
そこで、簡単に自閉症スペクトラム症とはなにか!そのポイントは、
対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害です。
コミュニケーションで、言葉や視線、表情、身振りなどを用いたやり取りや、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが苦手です。
また、特定のことに強いこだわりをもっていたり、感覚の過敏さを持っている場合もあります。
では、0歳児ではどんな傾向があるのか!
0歳児から1歳児の傾向
0歳児の発達障害の傾向としては、目線に注目してみよう。
乳幼児は、人の顔を好む傾向があり、生後まもない時から目線を合わせるのが一般的!
けれども、自閉症の傾向があると、母親と目を合わせない。
指差しをしない。
顔よりも耳のあたりや周りの背景を見る。
視点が定まらない。
共同注視と呼ばれる、母親などと共通したものを見る認知発達が遅れたりする傾向があります。
さらに、自閉症スペクトラム症は感覚・知覚過敏の特徴があるので、
抱っこを嫌がる。
音に異常に敏感に反応したり、気に入らない音を嫌がる子もいるそうです。
また、真逆な状態もあり、
人見知りがなく、誰でも抱っこを求める
呼びかけや大きな音に無反応の感覚の鈍さが見られる場合もあるそうです。
1歳児から2歳児の傾向
自閉症傾向があると言語発達が遅れて行きます。
言葉を覚え始める1歳児から2歳児は「共同注意」を獲得することで、言語発達が進んでいきます。
共同注意とは、子どもがほかの人と同じように物体や人物に対して注意を向けている状態のことで、子どもの発達の程度を把握するためのひとつのバロメーターとなります
例えば、赤ちゃんがあるものを見て指をさします。(たとえばパン)
そのパンをお母さんも見ます。
お母さんが「パンだね」と赤ちゃんに声をかける。
赤ちゃんは自分で指差ししたものを声真似することで、言葉を学習する。
こうやって言葉を学習していきますが、
自閉症傾向があると、
「共同注意」が出来ず言葉の発達が遅れていきます。
なので、キラキラ光るものをずっと眺めたり、扇風機のようなクルクルて回るものをずっと眺めたりする「感覚遊び」やミニカーや積み木を並べる「一人遊び」が見られることが多いです。
また、感覚・知覚過敏の特徴があるので、
偏食が激しい。
砂場遊びを極端に嫌う
などの傾向もあり、睡眠も安定ぜず、子供によっては睡眠障害が見られる子もいます。
そして、あまりにも発達が遅れている傾向があると、療育がスタートできます。
なので、気になる人は、発達支援センターに問い合わせてみましょう!
2歳児から3歳児の傾向
2歳児から3歳児の自閉症傾向は、
言葉の発達が遅い
ほとんどしゃべらない
一人遊びが好き
お気に入りの服しか着ないやお気に入りのオモチャでしか遊ばないなど、こだわりが強い
好き嫌いが激しい
奇声を発する
癇癪を起す
などの特徴がでてきます。
さらに、身体の使い方が不器用で、走るのが下手、ジャンプが上手くできないなど、全身運動が苦手だったり、身体を支える体幹が弱い子もいます。
そして、このころから年齢に見合わない高い能力が発揮されることもあります。
電車が好きな子は、電車の名前や駅名などを覚えていたり、
難しいパズルに熱中していたり、好きなテレビ番組のセリフを1度見ただけで暗記していたり、1つのことに驚異的な集中力や興味を示すこともあります。
3歳児から4歳児の傾向
保育園や幼稚園に通っていると集団生活の中で自閉症傾向が見られます。
言葉の発達が遅くコミュニケーションが苦手な傾向があるので、
みんなと一緒に行動するのが苦手
一人遊びばかりしている
集団生活のルールが守れない
お友達と喧嘩やトラブルが増える
お気に入りのオモチャを独り占めする
泣いている子や困っている友達に無関心
自分の気持ちが伝えられずすぐ手が出てしまう
こんな傾向があり、集団生活になると「問題児」のレッテルを貼られやすくなります。
3歳児を過ぎてくると、自閉症の傾向が色濃くなってくるので、療育をスタートさせる親も多くなっていきます。
3歳児健診の時は気になる事を担当医にたくさん伝えましょう!
そうすることで、発達障害にいち早く気づき、子供のための環境を用意しやすくなります。
そして、3歳児4歳児になってくると、ADHD(注意欠陥多動性障害)の傾向もできてきます。
手足をそわそわと動かしたり、身をよじったりすることが多い
教室内やその他の場所で席を離れることが多い
不適切な状況で走り回ったり高い所に登ったりすることがある
静かに遊ぶことが難しい
じっとしていることができず、活発な行動を示すことが多い
黙ってられない、おしゃべりが多い
質問が終わる前に衝動的に答えを口走ることが多い
順番を待てないことが多い
他人の行為を遮ったり、邪魔をしたりすることが多い
こんな特徴が出てきたなら、ADHDの可能性もあります。
子供の気にあることがあるなら、発達支援センターに相談し療育を早い段階からスタートさせましょう!
発達障害の小学生の特徴
小学生になると、
・自閉症スペクトラム障害(ASD)
・ADHD(注意欠如・多動性障害)
・学習障害(LD)
この3つの特徴がよりはっきりしてきます。
特に勉学が始まる小学生になって初めて学習障害に気づきます。
わが家も子供が小学生になったことでやっと発達障害だと気づくことができました。
学習障害(LD)とは、
全般的な知的発達に遅れはありませんが、『聞く』『話す』『読む』『書く』『計算』する又は『推論』する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものです。
主に3つに分類できます。
読字障害(ディスレクシア)/読みの困難
書字表出障害(ディスグラフィア)/書きの困難
算数障害(ディスカリキュリア)/算数、推論の困難
苦手分野以外の知的能力に問題が見られないことが多いため、学習障害は発達障害の中でも判断が難しい種類の障害です。
もし気にある場合は、学習障害のチェックリストを
この記事に記載してあります。
発達障害があると集団生活になじめない可能性があるので、子供の発達に合わせた環境を作ることが大事!
だからこそ、怪しいなぁって感じたら、発達支援センターに問い合わせてみましょう!
まとめ
発達障害は決まった対策法はありません。
子供の特徴に合わせたやり方を模索するしかないの。
だからこそ、子どもの気になる特徴があったときには
発達障害とはなにか?
知識を深めることも大事。
でないと、子供を叱りつけ過ぎてしまったり、親の育て方が悪いと自己嫌悪に悩まされたりしてしまうから!
僕も発達障害を知るまでは、子供がなぜできないのか?理解が出来ませんでした。
けれども、発達障害の傾向を知ることで、やっと子供の特性を見てるようになったの。
子供を責めて自己肯定感を低くしてしまったけど、今からでも挽回はできます。
子供の個性を受け入れ、その子にあった環境ってなにか?
ここを模索すれば必ず道は拓けます。
だからこそ、早い段階で親は子供の傾向を察知して、医療機関や療育機関と繋がることで、その子にあった療育をいち早くスタートさせましょう!
子供の発達が気になる時は、小児科や児童精神科に保健所の窓口・地域の福祉センターなどに相談してみましょう!