10歳の壁

10歳の壁とはを分かりやすく解説!小4の壁との違い

10歳の壁とは 分かりやすく 解説 小4の壁 違い

 

10歳の壁ってなに???小4の壁と何が違うの??

 

どうも、こんにちは!

ファミリーシップサポートの嶋根徹哉です。

 

「10歳の壁」「小4の壁」なんて言葉があるけど、具体的にどんな意味なの?

そんな疑問を解決するために、「10歳の壁」と「小4の壁」を分かりやすく解説します。

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10歳の壁を分かりやすく解説すると!

10歳の壁を分かりやすく解説すると、


10歳前後に起こる特有の心の変化

このことを10歳の壁っていいます。

どんな心の変化かというと、主に「対人関係面」「学習面」での2つの面で壁があります。

なんだか、10歳の壁なんて言われると怖いと感じますよね。

けれども、安心してください。

10歳の壁の正体を知れば怖くとも何ともない。

我が家にも小学4年の男の子がいますが、10歳の壁で挫折したなんてことはありません。

けれども、親として子供の変化を見守ってあげないと、10歳の壁で大きく自己肯定感を落とす可能性もあります。

 

なので、10歳の壁の心の変化から起きる。

「対人関係面」と「学習面」についてどんな変化があるのかを知っておきましょう!

10歳の壁の対人関係で起きること!

10歳の壁が起きる時期。子供が劣等感を持ちやすくなります。

それは、10歳前後になると発達の個人差が顕著になる時期で、子供が客観的に自分を分析できるようになるからです。

なので、自分と友達を比較して、劣等感を感じやすくなり自己肯定感に大きな影響がでるの。

なので、10歳の壁は劣等感を抱きやすい時期と捉えるのが分かりやすいですね。

友達関係のトラブルもこの時期から増えやすくなります。

10歳の壁の学習面に起きること

10歳の壁の学習面で起きることは、勉強面の「できる・できない」の分かれ道になる。

特に算数が10歳の壁として大きく扱われています。

それは、5、6年生で勉強が一気に難しくなるといわれていて、「分数」や「割合」が登場します。

5、6年生の勉強ができるかが、小4の勉強にかかっている。

なので、10歳の壁と言われています。

また、算数につまずく10歳の壁を別名「小4ビハインド」とも言われていますよ。

10歳の壁と小4の壁との違いは?

「10歳の壁」以外にも「小4の壁」というものかありますよね。

10歳の壁と小4の壁にどんな違いがあるのかというと、


基本的には同じと思ってもらって大丈夫です!!

小4の壁は主に、学習面の問題を扱っているそうです。

あと、ネットの情報では学童の問題を上げているサイトがありました。
ですが、この問題は別問題なので、ここでは割愛しますね。

ですので、10歳の壁も小4の壁もほぼ同じと思って大丈夫。

10歳の壁の問題点は?

では、10歳の壁の問題点をしっかりと把握しておきましょう!

10歳の壁の問題点とし大きく扱われているのが、

子供の心の変化!!

どんな変化が起きるのかをまとめると、

・万能感から他者との比較で劣等感を抱きやすい
・具体的思考から抽象的思考へとシフト
・悩みが複雑化していく

こんなポイントが挙げられます。

これを、一言でまとめると、


子供の心の成長の時期!!

これになります!

子供から、大人になって社会に適応するために客観的視野が広くなる時期。

この時期に親の関わり方で、子供の自己肯定感が育まれるといってもいいかもしれません。

そこで、各問題をもっとくわしく確認しておこう!

 

万能感から他者との比較で劣等感を抱きやすい

小学校低学年の時は、何事にもやる気を持ちやすく「自分は何でもできる」万能感を持ちやすい時期でした。

なので、親からの励ましの言葉「頑張っているね」や「あなたならできる!」って言葉を素直に受け取りやすかった。

けれども、10歳の壁が訪れる時期になると、だんだんと自分の性格や能力も分かり、友たちと比較をするようになります。

なので、「○○くんと比べて僕は・・・」「私にはできるわけない・・・」などと感じることが増えます。

すると、自信を失ったり、劣等感を抱きやすい時期になるのです。

さらに、心が傷つきやすくなります。

友達からの影響が強くなり、悪口や陰口に心が折れたり、友達からの指摘に悩みやすくなる。

そして、親のフォローの言葉「頑張ってるから大丈夫だよ」って言われても否定しがちになります。

劣等感を抱きやすいからこそ、言葉のかけ方に注意しなきゃいけない時期になりますね。

具体的思考から抽象的思考へとシフト

10歳の壁の時期になると、思考の方法にも変化が出てきます。

小学校低学年までは、目の前のことを具体的に考える思考方法だった。

これが、10歳前後になると具体的思考から抽象的思考に変化していきます。

例えば、「友情」「愛情」「家族」とかを、抽象的な概念で理解するようになる。

すると、「友情ってなんだろう?」って「友達ってなんだろう?」と、いままでの仲が良い悪いを超えて、自分なりの答えを探すようになる。

そして、このころから学習面も抽象化が増えていく。
記号を使った計算。億や兆といった想像しなけばならない数字に文章問題。

抽象的な思考にならないと、解けない問題が増えていきます。

なので、抽象的概念が理解できないと、10歳に壁としてつまづく原因になってしまうのです。

悩みが複雑化していく

10歳の壁の時期になると、具体的思考から抽象的思考に変わることで悩みも複雑化していきます。

特に、他者との比較をするようになることで、劣等感を抱きやすい時期です。

けれども、劣等感の向き合い方を覚えることができれば、自己肯定感を育むことにも繋がるので、成長に必要な時期とも言えます。

なので、親の関わり方も変わっていく時期になるとも言えますね。

10歳の壁の乗り越え方は?

では、どのようにして10歳の壁を乗り越えればいいのか?

親のかかわり方のポイントをお伝えしますね。

・考える力を育む
・具体的に褒める
・手をかけずに目をかける
・興味関心を育てる
・本を進める

この5つのポイントが10歳の壁を乗り越えるために親ができるサポート。

大切なのは、自分で考えて自分で答えを出せる能力を育むこと。

 

大人の階段へと昇るステップで、他人を意識することで社会性を身に着ける時期でもあります。

だからこそ、「考える力を育み」「自己肯定感を育み」「興味関心を引き出す」ことが大切な親ができるサポート。

なので、詳しくポイントを押さえておきましょう!

 

考える力を育む

10歳の壁を乗り越えるために1番大切なのが「考える力」

10歳の壁で、勉強についていけなくなる子の特徴は「考える力」が育っていないことが挙げられるそうです。

それは、暗記学習やスピード重視の反復学習で覚えることを重視した結果、決まった答えを出すことに慣れて、自分で因果関係を考える力が育たなかった。

さらに、親とのコミュニケーション不足で、一方的な指示を受ける環境。

例えば、「勉強しなさい」「早く寝なさい」などの一方的に指示される環境が考える力を低下させるといわれています。

だからこそ、「考える力」を育てるためには、「なんで、そうなるのか?」の疑問を持たさせて子供に答えを出させてあげることをしてあげればいい。

そのために、親ができることは「質問をすること」

「どうしてだと思う?」「あなたなら、どんな答えを出す?」「もしもあなたが主人公だったらどんな決断をする?」

日々のさりげないコミュニケーションの中で、「質問」を入れてあげることで、子供の考える力は育むことができる。

さらに、質問をしながら、「ママだったら・・・」「パパだったら・・・」って親の考え方を伝えることで、自分の考え方と他人の考え方の違いも学ぶことができる。

そんな親の関わり方をするだけで、子供の「考える力」は育まれていくよ。

 

具体的に褒める

10歳の壁は、劣等感を抱きやすく自己肯定感が下がりやすい時期でもある。

だからこそ、褒めることが大切になる。

けれども、ただ褒めるだけじゃ10歳の壁は乗り越えられない。

『具体的に褒める』ことがポイントになるんだ。

なぜなら、10歳の壁の時期の子供は「そんなことない」と自己否定をしてしまうこともあるから!

その自己否定を回避して、自己肯定感を育むには、「具体的に褒める」ことが大切なんだ。

じゃあ、どんな風に褒めればいいのか?

ポイントは「行動を褒めること」

 

「すごいよ」って褒め方だと、この時期は「何がすごいの?」「どこがすごいの?」って否定してしまうことがある。

だからこそ、「○○できて素敵だね」「○○ができるなんてさすが!!」「○○してくれてありがとう」って行動したことを褒めてあげる。

 

そうすることで、行動と褒められてことの因果関係が分かるから、子供の考える力も育てながら、自己肯定感を育むことができる。

なので、「具体的に褒める」ことが親ができる関わり方。

手をかけずに目をかける

10歳の壁を乗り越えるためには、自分で考えることが大切。

だからこそ、親が手を出しずぎちゃいけない。

ポイントは、「手をかけずに目をかけること」

見守るぐらいでちょうどいい!

この時期は自分で考えるってことが大切になるから、親が手を出して答えを教えすぎてはいけない。

子供の自信が落ちてしまったときに、そっと手を差し伸べることができるといいよね。

子供が自信喪失しても見守ってくれる人がいるって思ってもらえれば、自己肯定感を育むことにも繋がる。

親が先回りして、子供の危険を全部取り除いてしまっては、考える力が身につかない。

だからこそ、親は見守る覚悟を持たないといけないね。

10歳の壁を子供が乗り越えるために、「手をかけずに目をかける」これが親ができる関わり方だね。

 

興味関心を育てる

考える力を育てるには、モチベーションを上げるといい!

だからこそ、子供の「興味関心を育てる」

このポイントが大切になる。

なので、自然学習や体験ミュージアムがおススメ。

 

子供の「なんで?」って気持ちを育てることで、勉強の意欲が増す。

さらに、自分から情報収集をするようにもなるから、抽象的に思考を含まらせて具体化していく作業ができるから、「考える力」が身についていく。

こうすることで、勉強面のつまずきも解消できる。

だからこそ、10歳の壁を乗り越えるために親ができる関わり方は、「興味関心を育てる」ことになるんだね。

本を進める

10歳の壁の対人関係面を乗り越えるためには、人の気持ちを考察できる思考が大切。

人の気持ちを客観的に理解するには、本を読むことがいいんだよね。

だからこそ。

10歳の壁を乗り越えるために「本を進める」このポイントが大切。

 

けれども、子供によっては本が嫌いな子もいる。

無理に進めれば、逃げるだけ。

嫌いなものを無理に進めても、考える力にはつながらない。

そんなときは、親が本を読んで感想を伝えるだけでも、効果があるよ。

 

ポイントは子供の「興味関心を引き出すこと」

 

親が本を読む時間がなければ、学校の宿題の音読を活用してもいい。

音読を聞いた後に質問をすることで、人の気持ちを客観的に考える訓練になるよ。

「あなただったら、○○のときどう対処する?」
「もしも、主人公だったとしたら、最後どんな気持ちかな?」

なんて質問してあげれば、楽しく宿題もできるし、親子のコミュニケーションも増える。

そうすれば、「考える力」も「自己肯定感」も「興味関心」も育てることができるね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

「10歳の壁」を分かりやすく解説してみました。

「小4の壁」というのもありますが、基本は同じもの。

 

心の変化がある時期だからこそ、親の関わり方も変える時期

劣等感を抱きやすい時期だけれども、だからこそ、成長していける時期でもある。

 

なので、親の関わり方が子供の心の成長に大きな影響を与える。

10歳の壁だからと、恐れることない。
ポイントを知っておけば問題ない。

「考える力」と「自己肯定感」を育むことを念頭に置いておけば、子供が自分の力で10歳の壁を乗り越えていける。

ぜひ、「手をかけずに目をかける」ことを意識しながら子供の成長を手助けしてくださいね。

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